UX Potato vol.11に参加してきました

最近エンジニアとしてフロントエンドの開発に携わることが多かったので UX について勉強すべく、こちらの勉強会に参加してきました。
その参加レポートを書き残しておきます。




*当日の流れ

  1. オープニング、乾杯
  2. LT(ビジネスで成果を上げるリサーチキャリアの設計)
  3. LT(WebコーダーからUXデザイナーへのスキルアップとその後)
  4. 交流タイム
  5. LT(バリデーションから考えるUX)

*ビジネスで成果を上げるリサーチキャリアの設計

リサーチャーとして働かれている菅原さんのキャリアに関するお話でした。リサーチャーは日々同じことの繰り返しで評価されにくいので、多部署のひとを巻き込んだり、仕事の引き受け方を工夫することでキャリアをアップさせることができるそうです。リサーチャーのキャリアパスとしてありがちな 3 タイプに対して、それぞれ課題と改善策を教えていただきました。また、周りを巻き込むために、定期的な社内勉強会を開催して継続的に色々な人と会えるようにしたそうです。
  • 調査屋
    作業要員的なひとになってしまいがちですが、他部署といっしょに仕事をして商品の作り方をアドバイスすると良い。
  • 企画屋
    アイディアマンになりがちで KPI が他部門になってしまうこともあるため、業務ベースで仕事を引き受けると良い。
  • 分析屋
    課題ベースで仕事を引き受けると良い。


*WebコーダーからUXデザイナーへのスキルアップとその後

LIFULL でUXリサーチャー兼ユーザビリティエンジニアとして働かれている小川さんのお話でした。
エンジニアからのキャリアをスタートされて、仕様を決める段階からユーザビリティ評価をやるようになり、現在は既存のユーザビリティ評価や新規サービスのコンセプト評価をされているそうです。
関係者に配慮しながら自分にできることをやる、自分がやっていることを周りに伝える、自分ができることで人をサポートする、ことが重要とのことでした。
利用者が戸惑わないサービス作りをしているとのお話を聞いて、私も心掛けなければいけないと改めて感じました。


*バリデーションから考えるUX

仕事探しの doda のサイトのWebディレクションを担当されている、清水さんのお話でした。
doda で会員登録する際、離脱率が最も高かったのがメールアドレスの入力時だったそうです。Clicktail というサービスでユーザーの動きを可視化した結果、制限以上の長いパスワードを入力してエラーになることが多く、セキュリティを強化したいユーザーのニーズに応えられていないことが判明しました。そのため、この場合はパスワードの桁数制限を長くして改善したそうです。
社内での新しい取り組みとしては、他社サイトをコンバージョン直前まで体験してみる会を開催しているそうで、良い UX や悪い UX を書き出したり、自社サイトに置き換えた場合を想定して議論しあったりといったことをしているそうです。


*所感

このイベントには初めて参加させて頂きましたが、他社の取り組みやキャリアパスなど参考になることが多く、とても勉強になりました。また、テーブルが同じになったひととお話する時間もあり、それぞれの悩みや課題を共有しあうこともできて有意義な会になりました。エンジニアからキャリアをスタートされていた小川さんには個別でお話をすることもでき、社内での動き方や勉強方法など参考にさせていただく部分がたくさんありました。(最低限は自分でやって、苦手なことは他のひとに頼れるように社内で味方をたくさん作っておくことや、資格を取得して自分の信頼性をあげるなど)
ユーザビリティの担保や指標をみて改善するといったことは業務でやったことがないため具体的なイメージがつきませんでしたが、勉強して自分でも実践できるようにしたいと思います。
主催してくださった皆さま、本当にありがとうございました。


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